建物の状況は費用の方も確認する

建物の状況の調査は、修繕費用や更新費用を調べないといけません。修繕費用と更新費用は、緊急なものと短期的に必要なもの、長期的に必要なものと3つあります。やはり緊急なものは人命に関わるものです。

建築基準法や消防法に違反していなかを確認しましょう。ビル火災やマンション火災で設備に不備があったり、看板が落ちて通行人が重症を負ったり、階段が落ちて居住者が大けがをしたりという事件は実際に起こっています。

法定点検を実施していないとか、届け出や手続きの不備など、すぐに更新していかないといけません。耐用年数をかなり超えた設備などは1年以内に修繕した方が良いかどうかの判断も必要です。

長期というのは、長期修繕計画のことです。屋根や外壁、床、壁、天井、外構、電気設備、空調設備、給水、ガス、エレベーターと10~20年サイクルで費用を出します。